通信塔
重要インフラの通信を、止めない
通信設備に必要なバックアップは数時間ではなく数日。しかも燃料を届けること自体が難しい場所にあります。
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- 南アフリカ
- 分野
- 通信
課題
通信は電力に依存します。そして通信設備の多くは、電力を維持するのが最も 難しい場所に置かれています。安定した系統から遠く、無人で、天候によっては道路 でしか到達できません。
従来のバックアップは短時間の停電を前提としています。蓄電池が支えられるのは数分 から数時間で、それを超える備えは通常ディーゼル発電機でした。しかしそれは、燃料 を運び、盗難から守り、めったに人が行かない場所でエンジンを保守し続けるという 負担を伴います。停電が数日に及ぶとき、制約になるのは設備ではなく物流です。
LAVOの水素エネルギー貯蔵による解決
LAVOは、燃料ではなく水素としてエネルギーを蓄え、しかもそれを現地でつくり ます。
水電解装置が余剰の再生可能電力を水素に変えます。その水素は圧縮せずに、低圧の まま金属水素化物容器に固体として保持され、必要なときに燃料電池が電力へ戻します。 小容量のリチウムイオン蓄電池が短時間の変動を受け持ち、水素が運転時間を担います。
ここで効いてくる性質が二つあります。出力と容量を別々に設計できるため、より長い 運転時間が必要な拠点はシステムを大型化せず貯蔵側を増やせばよいこと。そして、 届けるものが何もないこと——備蓄は最初に満たしたのと同じ再生可能電力で満たし直せ ます。
この分野でのより広い応用
基地局のバックアップは、これがネットワークに対してできることの最も狭い形です。
同じ設備は、停電をしのぐ運用から、系統に依存しない運用へと事業者を移します。 ネットワークを延ばすために電力を引き込む費用を払わずに拠点を成立させられるのは、 そのためです。基地局の先には、停電の影響がより長く負荷もより大きい交換局や コア拠点があり、さらに無線設備だけを前提に設計された場所へ連続負荷を持ち込む エッジコンピューティングがあります。
設備群全体で見れば、事業者が背負っているものも変わります。いまディーゼルで支えて いる拠点は、燃料・保守・排出の継続的な負担を意味し、それは拠点数に比例して増え、 ネットワークが成長しても減りません。
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